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Posted by みやchan運営事務局 at

宮崎日日新聞掲載コラム

2017年07月07日

今日は雨なので、パソコンで資料整理です。

 

 メンテナンスには大きく分けて二つあります。一つ目は悪くなってからのメンテナンス。人でいうと具合が悪くて病院にかかるケースです。二つ目は健康診断や車検といった、定期的に行うメンテナンスです。

 住宅も私たちの体と同じように年月を経るにつれ劣化が進みます。そのまま放置すると、職人の手も費用もかかります。早期発見・早期治療がいいのは、人の体も家も同じなのです。ただ、住宅は調子が悪くても自分で声を出す事ができないので、住む人の判断がとても大切になってきます。そのためにも必要なのが、塗り替え時期をきちんと把握することです。

 基本的に、塗り替え時期を見極める初期段階として、つやがなくなります。塗装面を触ると白っぽい粉が手に付きます。これを「チョーキング」と言います。原因は主に紫外線など通常の自然条件下で起こる現象です。家を保護している塗膜が働きを失う最中なので、年月と共に、確実に家自体が傷んできます。

 次の段階は塗膜がなくなり、素地が露出している状態。紫外線や雨水などに直接晒されているので、傷みによる劣化が急激に進みます。そのまま放置すると家自体に水が侵入したり、腐ったりして、本体そのものをやり替えるなど、施工も大掛かりになり、予想外の出費に繋がります。そうならないためにも家をよく見て、家の声に耳を傾ける事も大事だと思います。


宮崎市・一級建築塗装技能士 日高圭介

2017.7.7 加筆・修正 


Posted by 塗装職人 at 16:12 | Comments(0) | 日記