自業自得!?

2012年02月08日

先日、といってもかなり前の事になりますが、
お見積依頼がありました。

いつものように、施主のお話を聞きそれに応じた内容を考えます。
住宅に適した使用材料はどれがいいか、数ある施工内容の中で
どれが最適であるか、当然、費用を抑えながらバッチリと
仕上げる内容を吟味して見積書を作成します。

「効率化」の為にと、近年では営業担当が見積もりをしますが、
こんなのは私から言わせればちゃんちゃらおかしい話です。
新築では話は別ですが、塗り替えは一軒一軒状態が違います。
それに応じた見積もりをしなければなりません。
施工の素人である営業担当の出す見積りは、現場の職人からしてみると、
「なんだこりゃ、こんな施工があるか」
という具合になります。

どの業界でもそうだと思いますが、
一番、効率が良くていい仕事をする為には
実際に施工する人間が、実際に自分で見積もりをして
施工方針を固めることです。
これに勝るものは何もありません。

さて、その見積り依頼のあった施主のところも
同様に見積書を提出しました。
それとは別に後日、その近所でまた別の
見積り依頼があったのですが、
その時に見てみると、既に足場が建って施工がなされていました。
相見積りなので、当然他社に頼むことはありますが、
一言くらいのお電話は欲しいものです。

施工材料を見ると、私に話した内容、希望とは
随分違って、提出させてもらった材料よりも数段グレードの低い
材料が使用されていました。

「内容が随分変わったんだな。」と思いました。

すると、その施主から
「不安なんですけど…。」と電話がありました。
お話を伺うと、私が見積もりを提出した日に
別の業者が「近くで工事をしてるんですが、塗り替えはいかがですか?」
との声かけがあったようです。
当然、その施主は塗り替えの意思があったので、
「別の業者に見積もりをとってもらってます」と答えたそうです。
するとその業者は
「そのお見積書みせてもらえますか?」
と言って、施主は私の書いた見積書を見せたところ、
業者は一目見て、
「うちではこの見積書と同一の施工内容で10万円安くできます。」
と言ったそうです。

施主はそれならお願いします。
と契約されたそうです。

ですが、施工の内容を見ると施主も違和感を覚え
電話してきた次第です。
とは言われても、私にはもうどうすることもできません。
いちいち別の業者が施工されている中に入って、
使用材料、工程をチェックするなんて出来ませんし…。
私が入ったところでどうにもなりません。

それは施主の自業自得なのかなとも思いましたが、
もし私が素人であったなら、
同じ内容であれば、一円でも安いほうを選ぶでしょう。
ですから、一概に施主が悪いなとも思えず、気の毒に感じました。

肝心なのはやはり、その過程を見るべきだと思います。
自分で見積もりもせず、
人の見積りで相撲をとって
それよりも安くします。
そもそものそのような姿勢に違和感を感じれば
騙されることもないと思います。


住宅の塗り替えの規模であれば、
自分で施工するものくらいは
自分で見積りする事くらいは基礎中の基礎だと思います。

職人直営店『塗装職人』
1級塗装技能士 日高圭介




Posted by 塗装職人 at 11:39 | Comments(0)
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