職人直営塗装専門店『塗装職人』☆ペンキ日記☆

宮崎市K様邸の屋根です。
屋根の汚れが気になるとのことで
梅雨時期限定高圧洗浄キャンペーンをご利用くださいました。

素焼瓦のとても素敵な屋根です。



とても喜んでくださいました。
ご依頼ありがとうございました。

そういえば、この瓦は塗装不要の瓦なんです。
少し難しい話をすると無機物です。
無機物は有機物と比べてとても変質しにくいというのが特徴です。
それを塗装に応用した「無機塗料」というのがございます。

高いんです。

営業トークでは
「高いけど、20年もちます」
「長い目で見たらお得です」
お客様はその言葉を信じます。
まぁ、カタログにもそう書いてあるので信じてしまうと思います。
それは嘘ではありません。

しかし、実際の現場ではちょっと感覚が違います。

お客様からのご相談内容を聞くと
傾向としてはリフォーム会社で勧めることが多いようです。
専門の塗装店ではあまりお勧めしていないようですね。

ぶっちゃけ言うとこの塗料は高いので、
業者にとっては利幅の大きい商品になります。
無機塗料、フッ素塗料、光触媒塗料などがそれに当たります。
カタログ値が高く、儲けが大きいのでこれを勧める業者がいるわけです。

この瓦を見ても分かるように
無機塗料よりも無機物なこの瓦でさえ
10年でこれだけ汚れるんです。

ですから、それをよく知っている専門の塗装店では
住宅の塗り替えではお勧めしていないのです。

お客様からすれば
「20年もつと言われたから頼んだのに。。。」
「家が汚い。。。」
「なんとかならないかしら・・・」
となります。
汚れを落とすために、足場を建てます。
屋根と外壁でも耐用年数が違いますので、
屋根を塗ります。
さらに無機塗料の耐用年数は高くても、コーキングの耐用年数が追いつかない。
※現在の住宅はコーキングの使用が多いです。
結局は高額の塗り替え費用を使ったのに、塗り替えた方が早くなってしまいます。
まさに本末転倒です。
それなら普通の塗料を使って10年を目安にメンテナンスの方が
結局は安くなるんです。
それを専門の塗装店は知っていますので、
あまり住宅にはお勧めしていないのだと思います。

ちょっとした裏話です。

逆にお客様目線からすれば
このような塗料をお勧めしている業者は
あまり良い業者ではないと見分けることができると思います。

お知らせ
梅雨時期限定高圧洗浄キャンペーン
※詳しくはホームページで　https://tosoushokunin.jimdo.com/
※塗装に関してのお悩み、お見積り無料ですのでお気軽にご相談下さい。

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●職業訓練指導員免許
●１級建築塗装技能士
日高圭介
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