満足塗装の秘訣~その2~
2009年09月06日
この「満足塗装の秘訣」のカテゴリーでは、
これまでのお客さんの生の声、
そして私たち職人から見た意見を元に
塗り替えの現状、業者の裏側をまとめていきたいと
考えています。
これから、塗り替えをご検討されている方にとって
何らかのヒントになる事を願って書き綴っています。
満足塗装の秘訣~その2~
『やりっぱなしの業者~屋根編~』
「あ~またこの施工か…。」
お客さんから依頼があって
見積の現場に行っての私の感想です。
屋根瓦は不必要な施工。
瓦の表面はボロボロになっていたり、
塗料がはがれたりしています。
おそらく、これを読んでいる方で
心当たりのある方もいらっしゃると思います。
この現象、私たち現場の人は、
「花が咲く」と言います。
瓦の表面にちょうど花が咲いたように
中からちょっとした爆発みたいな感じで
開いているからです。
この施工…。ほとんどが訪問営業による施工です。
これを読んでいる塗装関係者の人も
すぐに分かると思います。
TVCMなどで流して、
営業マンを地区に大量投入。
もともと、根付いて商売をする気がないので、
やりっぱなし。
お客さんはCMで流れているから
安心して頼むといった構図が
数年に一回の割合で、爆発的に増えます。
この施工本当にたちが悪いんです。
値段をつりあげる為に、
必要の無い施工などを行います。
きちんとすれば、そこそこ効果のある
ものになりますが、
その施工、ペンキ屋さんが
自分の家でするかと言えば、
ほとんどのペンキ屋さんの答えは「NO」です。
これはいつも言っている「施工主体」の考え方です。
「営業主体」の考え方は違います。
その施工をすることにより、
施工費があがるために、収益が増すからです。
もともと「営業主体」のところは
とにかく営業に力をいれて、
大量に契約件数をとります。
そうなると、当然施工件数が増える為に
職人の手が足りません。
そうなると結局施工をするのは誰でも
いいのです。
ですから、ただでさえ込み入った施工が
短期間で、それも職人で無い人が
適当に施工をするというやりっぱなしになるのも
当然かもしれません。
最近では、お客さんも下請けにまわすのではないかと
気づいてきているので、
「自社施工」だから安心です。
というところもありますが、
現場では、お客さんには「自社施工」という事にしてるからと
下請けの職人に口止めしてるから、
もう意味がありません。
やりっぱなしでも根付く気がないので
お客さんが「あれ?おかしいな」と思ったときには
もういません。
それで、また忘れた頃に
同じ手口でやってくる
この繰り返しが数年おきにやってきます。

この写真。クーラーの室外機です。
飛び散っているのは、塗料です。
とにかく、営業マンが大量に受注するため
現場はスピード施工。
周りはおかまいなし、
バンバン吹き付けて、集金して
次の現場に回される。
もちろんこれだけ飛び散っていれば、
窓や建物にもたくさん塗料が付着していました。
当然、周囲もその状況にあります。
屋根は『花が咲き』、たまった塗料が
水はけを悪くして雨漏りの原因。
お金をかけて、塗装したはずなのに、
結局は瓦を取り替えるというお客さんを
これまでたくさん見てきました。
こうなったらお客さんも大変だし、
次に入る私たちも余計な施工や掃除などが大変です。
おまけに中々元には戻りません。
ここで問題なのは
会社はなくなっても、
それを施工した業者やその手口を覚えた営業マンは
宮崎にいるという事です。
騙されない為には、「知る」事で防げることも
たくさんあると思います。
訪問営業にはくれぐれもご注意下さい。
ご近所で長い間されている塗装店に
直接頼む方がいいかもしれませんね。
またこのような住宅の症状で気になっている方は
いつでもご相談下さい。
1級塗装技能士 日高圭介
これまでのお客さんの生の声、
そして私たち職人から見た意見を元に
塗り替えの現状、業者の裏側をまとめていきたいと
考えています。
これから、塗り替えをご検討されている方にとって
何らかのヒントになる事を願って書き綴っています。
満足塗装の秘訣~その2~
『やりっぱなしの業者~屋根編~』
「あ~またこの施工か…。」
お客さんから依頼があって
見積の現場に行っての私の感想です。
屋根瓦は不必要な施工。
瓦の表面はボロボロになっていたり、
塗料がはがれたりしています。
おそらく、これを読んでいる方で
心当たりのある方もいらっしゃると思います。
この現象、私たち現場の人は、
「花が咲く」と言います。
瓦の表面にちょうど花が咲いたように
中からちょっとした爆発みたいな感じで
開いているからです。
この施工…。ほとんどが訪問営業による施工です。
これを読んでいる塗装関係者の人も
すぐに分かると思います。
TVCMなどで流して、
営業マンを地区に大量投入。
もともと、根付いて商売をする気がないので、
やりっぱなし。
お客さんはCMで流れているから
安心して頼むといった構図が
数年に一回の割合で、爆発的に増えます。
この施工本当にたちが悪いんです。
値段をつりあげる為に、
必要の無い施工などを行います。
きちんとすれば、そこそこ効果のある
ものになりますが、
その施工、ペンキ屋さんが
自分の家でするかと言えば、
ほとんどのペンキ屋さんの答えは「NO」です。
これはいつも言っている「施工主体」の考え方です。
「営業主体」の考え方は違います。
その施工をすることにより、
施工費があがるために、収益が増すからです。
もともと「営業主体」のところは
とにかく営業に力をいれて、
大量に契約件数をとります。
そうなると、当然施工件数が増える為に
職人の手が足りません。
そうなると結局施工をするのは誰でも
いいのです。
ですから、ただでさえ込み入った施工が
短期間で、それも職人で無い人が
適当に施工をするというやりっぱなしになるのも
当然かもしれません。
最近では、お客さんも下請けにまわすのではないかと
気づいてきているので、
「自社施工」だから安心です。
というところもありますが、
現場では、お客さんには「自社施工」という事にしてるからと
下請けの職人に口止めしてるから、
もう意味がありません。
やりっぱなしでも根付く気がないので
お客さんが「あれ?おかしいな」と思ったときには
もういません。
それで、また忘れた頃に
同じ手口でやってくる
この繰り返しが数年おきにやってきます。

この写真。クーラーの室外機です。
飛び散っているのは、塗料です。
とにかく、営業マンが大量に受注するため
現場はスピード施工。
周りはおかまいなし、
バンバン吹き付けて、集金して
次の現場に回される。
もちろんこれだけ飛び散っていれば、
窓や建物にもたくさん塗料が付着していました。
当然、周囲もその状況にあります。
屋根は『花が咲き』、たまった塗料が
水はけを悪くして雨漏りの原因。
お金をかけて、塗装したはずなのに、
結局は瓦を取り替えるというお客さんを
これまでたくさん見てきました。
こうなったらお客さんも大変だし、
次に入る私たちも余計な施工や掃除などが大変です。
おまけに中々元には戻りません。
ここで問題なのは
会社はなくなっても、
それを施工した業者やその手口を覚えた営業マンは
宮崎にいるという事です。
騙されない為には、「知る」事で防げることも
たくさんあると思います。
訪問営業にはくれぐれもご注意下さい。
ご近所で長い間されている塗装店に
直接頼む方がいいかもしれませんね。
またこのような住宅の症状で気になっている方は
いつでもご相談下さい。
1級塗装技能士 日高圭介
タグ :満足塗装の秘訣
Posted by 塗装職人 at 21:06
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